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インストールと初回起動

pictkura は署名証明書を持っていないため、Windows でも macOS でも初回に警告が出ます。あの警告は「発行元を確認できなかった」という意味で、中身を調べた結果ではありません。どの画面で何を押せばよいのかを、すべて詳しく解説します。自分で確かめるための材料は配布物の作られ方にまとめてあります。読んだうえで不安が残るなら、進めないでください。

バージョン  0.2 最終更新  2026-08-29

Photo: Wikimedia Commons, CC0

1どれを入手するか

ファイルはダウンロードの頁に並べてあります(以前の版は GitHub の Releases に残してあります)。ふつうは Windows なら -setup.exe、Mac なら arm64.zip です。

対象ファイル備考
Windows 10/11(x64)
おすすめ
pictkura_<版>_x64-setup.exe管理者権限は不要です。自分のユーザーにだけ入ります(%LOCALAPPDATA%\pictkura)。最初に日本語か英語を選べます
Windows・PC 全体へ
(管理者向け)
pictkura_<版>_x64_<言語>.msiPC 全体にインストールする場合。管理者権限を求められます。日本語版と英語版は別のファイルです
Windows・インストール不要pictkura_<版>_x64-portable.zip展開して pictkura.exe を実行するだけ
macOS 11 以降
(Apple Silicon)
pictkura_<版>_arm64.zip展開して pictkura.app を好きな場所へ。初回起動の前に 3. macOS で開くを読んでください

Intel(x86_64)版と Linux 版はありません。Windows では WebView2 ランタイムも必要ですが、Windows 11 と更新済みの Windows 10 には最初から入っています。入っていない PC では、インストーラが取得しに行きます。

2Windows で入れる

pictkura は Windows のコード署名を受けていません(証明書が有料のためです)。そのため下のような警告が出ます。進めれば問題なく使えます。SmartScreen の警告は、新しいバージョンをダウンロードするたびにまた出ることがあります。

2.1  -setup.exe(おすすめ)のとき

出るのは SmartScreen だけです。「WindowsによってPCが保護されました」→「詳細情報」→「実行」と進みます。UAC は出ません——PC 全体ではなく自分のユーザーにだけインストールするので、管理者の許可が要らないためです。

ただし 例外が 2 つあります。どちらも「PC 全体に関わる作業を代行する」ときです。

とき起きること
以前の MSI 版が入っている-setup.exe はそれを先に削除してからインストールします。その 1 回だけ UAC が出ます(次回からは出ません)
WebView2 が入っていないインストーラが WebView2 を取得して入れようとします。WebView2 は PC 全体に入るものなので、ここでも UAC が出ます

1 台を複数人で使っている場合は注意してください。 MSI 版は PC 全体(Program Files)に入っているため、削除した時点でほかの利用者も pictkura を使えなくなります-setup.exe が入れる先は実行した利用者のプロファイル内で、ほかの利用者には引き継がれません。使う人それぞれが -setup.exe を実行してください。

また、ほかの利用者が一度でも起動していた場合、その人の環境には自動再生の候補だけが残ります。入れ直して設定の「USB や SD カードを挿したとき」をオフにしてもらうか、Windows の設定で自動再生の既定を選び直してもらってください。

逆向き(-setup.exe を入れた状態で MSI を入れる)には対応していないので、先に「設定 → アプリ」からアンインストールしてください。

2.2  MSI のとき(UAC も出ます)

1. SmartScreen — ダウンロードした MSI を開いたときに出ます(ダウンロードした時点では出ません)。「WindowsによってPCが保護されました」と表示されたら「詳細情報」を押し、現れた「実行」で進みます。SmartScreen はダウンロードしたファイルごとに判断するので、一度通しても次のバージョンではまた出ますし、同じファイルでも別の PC では出ます。同じ PC の同じファイルなら、たいてい次からは出ません。

2. ユーザーアカウント制御(UAC) — 続けて「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれ、発行元が「不明」と出ます(署名が無いため)。「はい」で進みます。この確認はインストールのたびに出ます。

2.3  持ち歩き版(ZIP)のとき

インストールは不要ですが、展開した pictkura.exe初めて実行するときに、同じ SmartScreen が出ることがあります。「詳細情報」→「実行」で進みます。

2.4  スマートアプリコントロール(共通)

スマートアプリコントロールが有効な場合(Windows 11 をクリーンインストールすると有効なことがあります)、署名の無いアプリは「実行」ボタンすら出ないまま拒否されることがあります。これはどの入手方法でも同じです——届き方ではなく、コード自体を見るためです。

アプリ側で回避する手立てはありません。有効になっていない PC を使うか、署名版を待つことになります。オフにすれば通るようになりますが、一度オフにすると元に戻せません(Windows を入れ直すまで再有効化できません)ので、このアプリのためにオフにすることはおすすめしません。

署名(Authenticode)をすれば「発行元: 不明」は発行元名に確実に変わり、SmartScreen も出にくくなります。ただし必ず消えるわけではありません——署名したての、まだ評価の溜まっていないファイルは依然として警告されることがあります。証明書が有料のため、今は見送っています。

3macOS で開く

macOS 版は Apple の開発者署名(Developer ID)を受けていません。そのため初回はダブルクリックしても起動せず、Gatekeeper に止められます。アプリが壊れているわけではなく、Gatekeeper は「誰が署名したのか確かめられない」と言っています。

まず pictkura.app を「アプリケーション」フォルダなど、置いておきたい場所へ移してください。 これは省略できません。移さずに起動すると、macOS はアプリを読み取り専用の一時領域へコピーして実行します(App Translocation)。

macOS 15(Sequoia)以降

ダブルクリックすると「Apple は、"pictkura" にマルウェアが含まれていないことを検証できませんでした」と表示され、[ゴミ箱に入れる]と[完了]しか出ません。先へ進むボタンが無いので、次の順で開きます。

手順やること
1[完了]を押す
2システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」を開き、下の方までスクロールする
3pictkura がブロックされた旨の行にある「このまま開く」を押す
4パスワードを求められたら入力する。アプリが起動します

手順 2 の行は、一度ダブルクリックして弾かれたあとにしか現れません。順番どおりに進めてください。

macOS 11〜14

pictkura.app右クリック(または control + クリック)→「開く」→ 確認で「開く」。

この回避手順は macOS 15 で廃止されました。逆に、上の「システム設定」の手順は、画面の名前が違う macOS 11〜12 には当てはまりません。お使いのバージョンに合った方を見てください。

どのバージョンでも使える方法(ターミナル)

xattr -dr com.apple.quarantine /パス/pictkura.app

手順が要るのは初回だけです。2 回目からは普通にダブルクリックで開きます。なおこの表示は配布形式が .zip でも .dmg でも同じで、形式を変えても回避できません。

4入れたあと、最初にやること

起動したら、写真の入ったフォルダを左下の「参照…」から登録します。カードから入れるときは、挿してから上の「USB から取り込み」です。取り込み先のフォルダと、撮影日ごとの振り分け方は、その画面で選べます。

カードを選んでから、90 枚が一覧に並ぶまで。取り込み済みのものは、はじめから外れています。

画面ごとの操作はマニュアルに、できることの範囲はアプリ仕様にまとめてあります。

5アンインストール

入れ方消し方
-setup.exe / MSIWindows の「設定 → アプリ」から。自動再生の登録も外れますが、外れるのはアンインストールした本人のぶんだけです(この設定は利用者ごとに持つため)
持ち歩き版フォルダを消すだけです。消す前に pictkura.exe --unregister-autoplay を実行してください——自動再生の候補が残らないようにするためです
macOSpictkura.app をゴミ箱へ

設定と索引は残ります。完全に消したい場合の場所はアプリ仕様の「データの置き場所」にあります。写真そのものには一切触りません。